映画で成長する高校生のブログ

とある高校生が勉強サボって映画で成長していくブログです。
月2本は見るようにしてます。
ん?とかこれはそうじゃないのに・・・等のご意見どしどし下さいませ。

帰ってきたヒトラー(本)

ところで、最近通学中に本か宿題をすることにしているわけでして、面白かった本も紹介します。昨年欧米で映画化され今年日本で上映するという作品です。


2012独 ティムール・ヴェルメシュ著


「悪いことばかりじゃなかった。」


現代に蘇ったヒトラー目線で書かれた作品です。わが闘争はまだ理解できなかった(読みはした)のですが、現代のドイツを舞台に日本とはちょっと違うドイツの現状。昔TBSで歸國というドラマをやっていたのですが、コンセプトは同じなのに、この作品は笑い飛ばす「風刺」を描いています。個人主観ですが、ヒトラーが本当に現代に蘇ったらやはり「インターネッツ」を重視するのではないでしょうかねw

たくさん笑ってたくさん考えさせられた作品です。映画は別にレポートします。いやあ、オススメですね。

ローマの休日

「ブラドリーさん、失礼だけどあなたかえだまね。」



1953 米 オススメ度☆☆☆☆☆☆


いつも歴史ものしか見ない僕の目に付いたのがこの名作。

真実の口のシーンとか初めて見て、あぁ!って感動(?)しました。

現代でいうところの箱入り娘(まあ次期女王だし)アン王女役ことオードリーヘップバーン。自分、女優とか滅多に調べないんですけどオードリーヘップバーンは本当に美人で演技がうまくて。歴史に名を残す女優ってこういうことなんだなぁって思いました。

恋愛ものなんで、アレルギー出そうだったんですけど、なんかほっこりして。最後の記者会見のシーン。3人が揃って身分を隠してたことを知ったアン王女の、驚きを一瞬で隠す仕草とか本当に良かった。

恋愛ものとかも見てみようかな。(邦画は見ない気がする)

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

「総統!私は歩けます!」


1964 米英 オススメ度☆☆☆☆


キューベリックの名作を見ました。

なにか歯車がズレてる世界で、ストレンジラブ博士の狂った行動も、戦略空軍将官の言動もソ連大使の意地汚い行動も全て風刺のネタなはずなのに笑えないんですね。

第一にストレンジラブの出番の少なさとそれに反比例するキャラクター性の濃さと物語のキーパーソンさ。全ては基地司令の准将から始まったように見えるけど、実際はもっと中枢に原因があったかのようにも見える。

英軍の大佐も解放された時には狂ってる。なんか人間味がインフレを起こしてる感じでした。

「絶対に起こらない」世界線を見ちゃった気がします。

最後に。「重いよ」